平成18年度集中講義

人間文化研究科博士課程前期物質科学専攻

以下の講義は物理科学コースと相関物質科学コースのものです(原則として,本専攻の集中講義は ,理学部1号館1階の人間文化研究科の掲示板にてアナウンスされます)。

日程が決定次第、このページに掲載します。原則として,1単位科目は2日間,2単位科目は3または4日間の集中形式で行われます。

後期

  • 物理学特論(素粒子・宇宙) 1単位 大石 雅寿先生(学内対応教員:森川先生)
    (備考)新設科目のため、1年生は上の科目名で、2年生は06L0100で履修登録をしてください。
    11月8日(水) 13:20−18:10 理学部1号館241室
    11月9日(木) 10:40−17:25 理学部3号館教授会室
    11月10日(金) 10:40−12:10 理学部1号館241室
     
  • 磁性体特論 2単位 古川先生
     1月 12,15,16,17日 10:00~12:00 13:30~17:00
    磁性全般に関する基本的な事柄について学び、強相関電子系で問題となる電荷−スピン−軌道秩序が織りなす複合物性について考察する。また、様々な物性現象に対する基礎的な考え方を学ぶ。授業内容に関しては、大学院のシラバスを参考にしてください。(ノートのコピー日程の指示等もありますので、受講者はかならずシラバスをチェックすること)
     
  • 宇宙物理学特論 2単位 森川先生
    1月8,9,10,11日 時間はいずれも午前10時40分から13時および14時から17時
    宇宙物理学に関する基礎の議論と講義。受講希望者は、充分前にメールで連絡をください。(メールには、所属と学年。現在の専門、研究テーマ。宇宙物理学のどの部分に興味があるか。などを含めてください。)
     
  • ソフトマター物理学(高分子・液晶) 2単位 今井先生 理学部1号館201室
    12月27、28、29、30日 時間はいずれも午前10時から12時および13時30分から17時

前期

  • 物理学特別講義(素粒子・宇宙) 1単位 江口徹先生 (学内対応教員:菅本先生)
    素粒子の超弦理論は重力を含めた素粒子の統一理論の有力な候補であるが、ここ10年間ほどにわたってブレーンやM理論の発見など重要な進展が相次ぎ、ブラックホ−ルや宇宙創成の謎に迫ることが出来るようになってきた.この講義では、ブレーンやM理論、ゲージ/重力理論対応など弦理論の重要な発展を解説し、さらにストリングランドスケープやブラックホールに関するマツールの原理など最近の話題を紹介する.(備考)新設科目のため、1年生は上の科目名で、2年生は06L0099で履修登録をしてください。
    5月29日(月)13:20ー14:50、15:00ー16:30の2コマ、物理第一講義室。
    5月30日(火)、31日(水)10:40ー12:10、13:20ー14:50、15:00ー16:30の3コマ、理学部1号館241教室。

     
  • 物理学特別講義(物性) 1単位 土井正男先生(学内対応教員:今井先生)物理第一講義室(理1-201室)
     「ゲルのダイナミクス」: ゲルは弾性体のなかに溶媒が浸潤したものである。ゲルにおいては、弾性的な変形と溶媒の運動がカップルしている。レモンをしぼると果汁がでる、波の打ち寄せる砂浜をあるくと足のまわりが乾いて見える、などは弾性変形と溶媒の流れのカップルした現象である。この講義では、このような現象を記述する連続体的モデルについて述べる。
    7月31日 10:00−16:45 (7×45分)
    8月1日 10:00−17:30  (8×45分)

    (備考)新設科目のため、1年生は上の科目名で、2年生は06L0101で履修登録をしてください。 
     
  • 物理学特論(物性) 1単位 安居院あかね先生(学内対応教員:冨永先生)理学部会議室(理学部3号館)
    「X線分光による固体の研究」: シンクロトロン放射のX線・軟X線を利用したX線分光の手法は電子構造を調べるのに有効である。磁性体、生体分子、強相関電子系などの物質をとり上げX線分光実験の基礎と応用例を解説する。
    8月7日 10:00−16:45  (7×45分)
    8月8日 10:00−17:30 (8×45分)
    初日 基礎編
     初日・午前
      はじめに
      物質の電子状態 (量子力学・物性論復習)
      化学結合と状態密度 (量子力学・物性論復習)
     初日・午後
      軟X線分光法 (放射光関係)
      
    二日目 応用編 最近の研究から
     二日目午前
      発光分光 (研究事例紹介)
      表面化学 (光電子分光)
      生体分子 (吸収分光)
     二日目午後
      垂直磁気材料 (円二色性分光)
    (備考)新設科目のため、1年生は上の科目名で、2年生は06L0137で履修登録をしてください。 
  • 極限物性学特論 2単位 浜谷先生 理学部会議室(教授会室)
    7月28日 10:40−18:10
    8月3日 10:40−18:10
    8月4日 10:40−18:10
    8月5日 10:40−16:30

     
  • 物理教材開発法研究(基礎)

注意

  1. 教室は、お茶の水女子大学理学部3号館209号室,理学部1号館2階241号室、同1階セミナ室、人間文化研究棟4F講義室,同6F会議室などで行います。
  2. 時間割の目安は、「2日間」と「4日間」のものが10:40-16:30で、「3日間」のものが10:40-18:10です。
  3. 最終的な細かいスケジュール・教室については、直前に掲示板(理学部1号館2Fトイレ横など)に出される掲示 や講義初日の指示にもご注意ください。

他大学の集中講義等

ロッカールーム前の掲示板や下記URLを参照してください(準備中)。 他大学の(集中講義以外の)講義で外部に公開されている科目については学務科で閲覧できます。単位を取得できるのは「博士前期課程履修要項」に記載のある他大学研究科のみです。

  1. 東京工業大学 
  2. 東京大学物理学専攻 
  3. 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系
  4. 奈良女子大学
  5. 日本女子大学
  6. 中央大学
  7. 東京芸術大学
  8. 総合研究大学院大学(博士後期課程のみ)

過去の集中講義


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掲載者:奥村剛(okumura @ phys.ocha.ac.jp)

最終更新日: 2007/02/08